Greatest Rock & Roll Band,c'est le dionysos!
But,who is Dionysos?
Dionysos(ディオニュイソス、ディオニソス、デュニゾス)はフランスの5人組バンド。(本国の発音ではデュニゾスらしい。)
変で面白い音が印象的である。
あるレコードレビューでは、ベックみたいだと紹介されていた。
ペイヴメントなども引き合いに出されたこともある。
ダサいといってしまえばそれまでだが、手作り感あふれているし、そのアイディアには感心するばかりである。
1998年にネットサーフィン中に偶然彼らの曲(WetとCiel en sauce)を聴いた瞬間から彼らが現在最高のロックンロールバンドであると確信し、それは今でも変わらない。(時々飽きるけど)
どうしてこのバンドが気に入ったかを自分なりに分析してみると、アメリカのフォーク音楽をベースとしたロックをやっていることが最大の要因ではないかと思う。
フィドルが使われている曲も多く、僕のツボを得ている。
フランス語と英語を組み合わせて歌っている。
マシアスの妙にやる気のなさそうなボーカルにエリザベスの素っ頓狂なコーラスも笑えてかっこいい。
コンサートのビデオをみると、カエルみたいに全員ピョンピョン飛び跳ねていて滑稽です。
たまーにある普通の曲も質が高い。
『俳句』というアルバムに収録されている45toursは普通に名曲だ。
でも歌詞の意味が分からないのです。
俳句以降、メジャーレーベルからリリースしたアルバムでは、やや一般向けのサウンドになってきてしまって、いささか残念だ。
もっと一般受けしてもよさそうなのだが、まだ認知度はワールドクラスどころか、一部のファンの間にとどまっている。
しかし、Song for jediはちょっとヒットしたらしく、徐々に知られてきている。
Biography
- 1993
-
中学(か高校)(セカンダリスクール)の同級生4人で結成。
Mathias、Eric、Michael、Guillaumeの4名。- 1996-8
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Waterfall Productionへデモを送り、それを聴いたOlivier Vallonがマネージャーとなる。
- 1997-3
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彼らのファーストアルバムとなるHappening Songsをリリース。ちなみにBabethはまだ参加していない。
Wetがラジオのフュージョンチャートで数週間トップ10入りし、ちょっとしたヒット作となる。
また、スイスのラジオ局が彼らの局を頻繁に流し、スイスのレーベルNoise Productと契約が成立する。- Early 1997
-
Elisabeth(Babeth)が加入して5人組になる。
メンバーは以下の通り。
Mathias Malzieu (Vocals, Guitar)
Eric Serra-Tosio (Drums)
Michael Ponton (Guitar)
Guillaume Garidel (Bass Guitar)
Elisabeth Ferrer (Violin, Keyboard,Back Vocals)- 1998-2
-
10曲入りのアルバムThe Sun Is Blue Like The Eggs In Winterを発表。
- 1998 to 1999
-
Louise Attaqueと共にフランス、スイス、ベルギー、ドイツでコンサートを行う。
また、the DespondentsとMary's Childと一緒にSoon on your radioというアルバムが発売された。
100回を超えるコンサートの末、いくつかのレコード会社がオファーしてきたが、その中からTREMA MUSICと契約を結んだ。- 1999-4
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新しいアルバムのための15曲をレコーディングしに5週間アメリカを訪れる。
- 1999-6
-
パリでアメリカ人のプロデューサーと共に行ったマスタリングが終わり、9月7日にフランス、スイス、ベルギーでリリースされる。
な、なんとタイトルは日本語の『俳句』。- 2002-03
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再び米国のロサンゼルスで録音したアルバム『Western Sous La Neige』を完成させ発売。
プロデューサーにニルヴァーナ等を手がけたスティーブ・アルビニを起用した。- 2003-11
-
これまでの10年間のバンド活動の総括となるライブ版『Whatever the weather』を発売。
DVD,CD(アコースティックバージョン),CD(エレキバージョン)の3枚同時リリース。- 2005-8
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約3年半ぶりのスタジオオリジナルアルバム『Monsters in love』をリリース。
余談
Dionysosという名前
Dionysosってなんだかとってもへんな名前ですよね。
初めて見た人はすんなり読めないでしょう。
日本では、英語読みかなんか知らんけど、ディオニソスで検索すると山と出てくるので、それが一番浸透している読み方なんでしょう。
そのほか、ディオニュソスも多く使われてました。
バンドの出身国、フランスではデュニゾスと発音してましたよ。
さて、このDionysosとはもともと何か?と言うと、ギリシャ神話に出てくる神様の名前だそうです。
オリンポス12神の一人で、もともとはトラキアやマケドニアの集団的狂乱と陶酔を伴う秘儀における神様だったのですが、
その習慣がギリシャに伝播し、主に女性の間で熱狂的な崇拝を受けるようになって、
Dionysosはオルフェウス秘儀との接触によって冥界とのつながりをもつようになりました。
ヘレニズム期以降、彼自身の秘教が大流行しました。
ギリシャ演劇は、ディオニュソス神の祭儀から発達したそうです。
別名バッコス(ローマ神話のバッカス)、これは有名ですね。
つまり、ロックンロールな神様だったわけですね?
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